TsumeDojo

公開: 2026-06-17

連珠の禁手 — 三三・四四・長連と、なぜ黒だけ?

五目並べと連珠の最大の違いが「禁手(きんて)」。連珠では黒(先手)だけに打てない手があります。三三・四四・長連の3つの禁手、なぜ黒だけか、そして「五」が最優先になる例外をまとめました。


五目並べと連珠(れんじゅ)の最大の違いが『禁手(きんて)』です。連珠では黒(先手)だけに、打ってはいけない手が3つあります — 三三・四四・長連。これは先手の有利さを抑え、勝負を互角に近づけるためのルールです。禁手の内容と、なぜ黒だけなのか、そして『五』ができるときの例外を整理します。

なぜ黒だけに禁手があるのか

禁手のない自由ルールの五目並べでは、先手(黒)が圧倒的に有利で、最善を尽くせばほぼ必勝とされています。連珠はそこで、黒にだけ禁手という縛りを課し、先手有利を相殺して互角の競技に仕立てています。だから禁手は黒だけのルールで、白(後手)には一切ありません。

三つの禁手 — 三三・四四・長連

黒が打てない手は次の3つです。いずれも黒がその手を打った瞬間に反則負けになります(白には適用されません)。

  • 三三(さんさん):1手で『活三(両端が開いた三)』を2つ同時に作る手。二つの三を同時には止められず強すぎるため、黒は禁止
  • 四四(しし):1手で『四』を2つ同時に作る手。やはり二つの脅威が同時に立つため、黒は禁止
  • 長連(ちょうれん):黒が6つ以上を一直線に並べること。黒は『ちょうど五』でしか勝てず、6連以上は勝ちにならず禁手(反則)

「五」が最優先 — 禁手より勝ちが先

重要な例外があります。黒の打った手が同時に『五(ちょうど5連)』を作るなら、その形がたとえ三三や四四を含んでいても勝ちです — 五が最優先され、禁手にはなりません。ただし長連(6連)は『五』ではないので、この例外は効かず、常に禁手のままです。逆に白から見れば、黒を『禁手の点にしか打てない』形へ追い込むのは有力な勝ち筋(禁手取り=守りの記事参照)。黒は、四追いの途中で詰めの一手が禁手にならないかを確認しながら読む必要があります。

白には禁手なし・自由ルールとの違い

白(後手)は三三・四四・長連のいずれも自由に打て、6連以上(長連)でも勝ちになります。一方、自由ルールの五目並べには禁手が一切なく、黒も長連で勝てます(だからこそ先手有利)。『連珠=黒にだけ禁手あり/自由ルールの五目並べ=禁手なし』と覚えるのが分かりやすいでしょう。カジュアルに遊ぶなら自由ルール、先後を互角に競うなら連珠、という棲み分けです。

練習・実戦のしかた

ツメ道場の詰め連珠VCF(四追い)は、黒が四を連打して『ちょうど五』で勝つ問題です。四を繋ぐ読みの中で『この点は三三・四四になって黒は打てない』を意識すると、連珠特有の感覚が養われます。禁手を正確に見分けられるようになると、黒番では詰みが禁手で消えないかを確認でき、白番では黒を禁手へ誘導する守りも見えてきます。

連珠の問題を解く →

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