公開: 2026-06-15
何切るの考え方 — 5ブロック理論と不要な牌の見つけ方
受け入れ枚数を数える前に「どのブロックを残すか」を決める枠組み=5ブロック理論。ブロックの強さの順と、浮き牌の切り順を解説します。
何切るで「どの牌を切るか」は、受け入れ枚数を数える前に、まず手牌の骨組み=ブロックで考えると速く正確になります。受け入れ(別記事)が『枚数の判断』なら、ブロック理論は『構造の判断』。この記事は構造の方を扱います。
手は「5つのブロック」でできている
和了形は 4面子+1雀頭。つまり手牌は5つのブロック(面子やその候補・雀頭候補)で構成されます。何切るとは、この5ブロックに使う牌を残し、はみ出した牌を切る問題だと捉えると、候補がぐっと絞れます。
ブロックが6つあるとき=切る候補が見える
必要なブロックは5つだけなので、面子候補が6つあるなら、一番弱いブロックを1つ崩します。どれを崩すかは『ブロックの強さ』で決めます。強い順に並べると次の通りです。
- 完成した面子(順子・刻子)= 最強。すでに出来上がっている
- 両面ターツ(例: 4-5 は 3 と 6 の2種=計8枚を受け入れ)= 候補の中で最も広い
- カンチャン(例: 4-6 は 5 のみ)・ペンチャン(例: 8-9 は 7 のみ)= 1種・計4枚と狭い
- 対子(雀頭候補・刻子候補)= 雀頭が足りていれば余りやすい
- 浮き牌(孤立牌)= 最弱。まだブロックになっていない
雀頭が確保できているなら、6つ目の弱いターツ(カンチャン・ペンチャン)や余った対子から崩すのが基本。両面が複数あって6ブロックなら、最も伸びにくい両面(端寄り)から落とすこともあります。
浮き牌(孤立牌)の切り順
ブロックに絡んでいない孤立牌は、価値の低いものから切ります。一般的な優先順位(切る順)は次のとおりです。
- 役牌でない字牌:順子にならず伸びしろが最も小さい(まず切る候補)
- 1・9 の端牌:片側にしか伸びない(ペンチャン止まり)
- 2・8:やや伸びるが中張牌に劣る
- 3〜7 の中張牌:両方向に両面で伸びるため孤立牌としては最も価値が高い(残す)
ただし例外もあります。役牌の対子候補、ドラやドラ周りの牌、染め手を狙う色の牌は、孤立していても価値が上がります。まずは基本の順位を身につけ、慣れてきたら打点や役と天秤にかけてください。
受け入れと合わせて決める
実戦の手順はシンプルです。①ブロックで『切る候補』を数枚に絞る → ②その中で受け入れ枚数(別記事)が最大の打牌を選ぶ。構造(ブロック)で大きく絞り、枚数(受け入れ)で最後を決める。この二段構えが、速くて外しにくい何切るの考え方です。ツメ道場の何切るは正解後に受け入れ牌と枚数を表示するので、②の確認に役立ちます。